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下田昌克さんと行定勲監督のトークショーにいった。
恥ずかしながらつい最近まで下田さんを知らなかったのだけど、
彼の本を見て一目ぼれしてしまった。
ひょんなことからこのトークショーの存在を知って、聞くことが出来た。
TOKYO HIPSTERS CLUBで行われている下田さんの個展を記念して、
彼が書き下ろした作品が使われている「クローズド・ノート」の監督行定さんとのトークショー。
行定さんがしきりにしきりに言っていた事
「彼(下田さん)はねぇ、生きるために描いてるの。食べるために。そこが僕は好きで共感できるんだよ。」
絵画や映画を含めartの世界で、利益を得ようとする行為を下品だとする人がいるけれど、
私はそうは思わない。
artで食べていく、artで社会と繋がっていくにはある程度ビジネスな部分が無ければ成り立たないと思うし。
それはかなりシビアなことなのかもしれない。
たいていの人がartを受身、もしくはcreateするとしても趣味の範疇で行っているのも頷ける。
もちろん溢れる才能を持つartistが何の策略もなく、利益を生み出しているような場合もある。
でもそんな人には、有能なproducerがバックにいることが多いのも事実。
前だったら「汚い世界だ!」と思っていたけど今は思わないのは何故だろう。
行定さんは見た目からして業界人ってかんじだったけど(笑)
下田さんは子供みたいに無邪気な雰囲気だった。行動とか言う事が。
人と話すこと、一緒に笑って繋がっていることに喜びを感じているのだろうなぁと見てて思った。
もちろんその喜びが作品にも染み込んでいるのだろうし。
笑顔がいやに素敵と感じた。
どんな世界でもさじ加減なのだろうな。
器用じゃないと上手く生きていけないのだね。
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