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anonymous

日々の記録。

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2024/04/19(Fri)16:38

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FACES

2007/09/23(Sun)17:23


http://www.701-creative.com/shimoda/


下田昌克さんと行定勲監督のトークショーにいった。

恥ずかしながらつい最近まで下田さんを知らなかったのだけど、

彼の本を見て一目ぼれしてしまった。

ひょんなことからこのトークショーの存在を知って、聞くことが出来た。

TOKYO HIPSTERS CLUBで行われている下田さんの個展を記念して、

彼が書き下ろした作品が使われている「クローズド・ノート」の監督行定さんとのトークショー。



行定さんがしきりにしきりに言っていた事

「彼(下田さん)はねぇ、生きるために描いてるの。食べるために。そこが僕は好きで共感できるんだよ。」

絵画や映画を含めartの世界で、利益を得ようとする行為を下品だとする人がいるけれど、

私はそうは思わない。

artで食べていく、artで社会と繋がっていくにはある程度ビジネスな部分が無ければ成り立たないと思うし。

それはかなりシビアなことなのかもしれない。

たいていの人がartを受身、もしくはcreateするとしても趣味の範疇で行っているのも頷ける。

もちろん溢れる才能を持つartistが何の策略もなく、利益を生み出しているような場合もある。

でもそんな人には、有能なproducerがバックにいることが多いのも事実。

前だったら「汚い世界だ!」と思っていたけど今は思わないのは何故だろう。



行定さんは見た目からして業界人ってかんじだったけど(笑)

下田さんは子供みたいに無邪気な雰囲気だった。行動とか言う事が。

人と話すこと、一緒に笑って繋がっていることに喜びを感じているのだろうなぁと見てて思った。

もちろんその喜びが作品にも染み込んでいるのだろうし。

笑顔がいやに素敵と感じた。



どんな世界でもさじ加減なのだろうな。

器用じゃないと上手く生きていけないのだね。
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No.116|artComment(0)Trackback()

ヤン。

2007/08/31(Fri)00:32

ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展を見てきた。

本当に素敵。

ずっと見ていたいしその場にずっといたいと思った。

あるアーティストの作品で「全てがすき」と言えるのはこの人くらいかもしれない。

ホントに幸せな気持ちになれた。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

そしてその後、あまりにもショックなことが・・・

私は凄くトラブルに弱いから。

あぁ、ショック。



幸せなヤンの詳細は後ほど。

No.106|artComment(0)Trackback()

「美の教室、静聴せよ」

2007/08/21(Tue)00:15

横浜美術館で行われている森村泰昌「美の教室、静聴せよ」展にいってきた。

作品を作家自身が語る解説付きで鑑賞するというスタイルが興味深かった。

今、自分が美術鑑賞の方法とかartへのアプローチし方、理解の方法等にとても興味を持っていること関係していると思う。

森村氏はartを“つくる”のではなく“みる”のでもなく、“なる”ことで自分とartを関係させている。

これは作品の「模写」と近いことではないかと思う。

「まねぶ」と言う言葉を森村氏も使っているように、まねをすることで作品を深く理解できることもある。

そして最後の最新作で、彼がこの展覧会において何を言いたかったのかが良く分かる。

「美」とは何なのか、どうあるべきなのか・・、笑いを含ませ、キャッチーな方法によって、「美」の深く根本的な部分を問うているのだと思った。

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ashes and snow

2007/05/07(Mon)23:26


http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php?page=/home.php

結構前のことですが、今お台場に来ている移動式美術館ノマディック美術館で開催されているグレゴリー・コルベールの「ashes and snow」に行ってきました。

彼の作品は人間と動物の交流をモチーフとしている。
写真と映像なのだが動物の鳴き声や人々の声はない。だけど何処からか彼らの会話が聞こえてきそうな神秘さがある。
そう、彼の作品は本当に神秘的で幻想的。あまりの美しさに時間を忘れて見とれてしまう。
命あるものの尊さや真摯に生きているものたちの力強さが伝わってくるようだ。
動物たちのほうに目が行きがちだが、作品の中の子供たちが驚くほどに美しい。

そして板茂によって設計されたノマディック美術館。
コンテナを積み木のように積み上げてつくられていて、移動が可能でリサイクルできるようになっている。
私が感動したのは風の音とライティング。
サーカス小屋のようなつくりだから、風の音が美術館内に聞こえてくる。
その音が彼の作品に臨場感を与えているようだった。
同じように薄暗いライティングも作品の強さ、私たちと作品との交流を引き立てるように計算されているようだった。

感動を言葉にすることができなくて歯がゆいが、作品と美術館が一体となっている展示というのはこういったことなのかと関心した。

6月いっぱいやっているようなので駄目になりそうになったらまた行こうと思う。


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