夏になるとやたら映画が見たくなる。
ということで「天然コケッコー」を見てきた。
田舎の中学生の女の子が東京から来た男の子に恋をする話。
とても甘酸っぽくて少女マンガそのものって感じ。
田舎に暮らす人々の描写が丁寧で、子供たちの言動とか大人たちの会話の内容があまりにリアル。
「そうそう、田舎ってそうなんだよー」ってド田舎育ちの私は苦笑いしてしまった。
人々みんながキラキラしてて「時間って本当はこうやってゆっくり流れているんだよなぁ」と思い出した。
冬特有の朝の空気の色だったり、秋の夕焼けの色だったりが要所要所に何気なく入っていたからかもしれない。
私は自分の家族が姉と母方の祖母以外はあまり好きじゃない。
それは田舎特有のとても閉鎖的な考え方をする人たちだから。
最近も実家に帰ったけれど、居心地が悪くてすぐ戻ってきてしまった。
「天然コケッコー」で正しい田舎の家族を見せ付けられて、私の考え方のほうがおかしいのかなぁと少し不安になった。
帰ってきて、冷麦をゆでる。
トマトと豆腐と冷麦で夕飯にした。
我が家の夏は素麺でなくて冷麦だったよなぁ・・と思った。
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