http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php?page=/home.php
結構前のことですが、今お台場に来ている移動式美術館ノマディック美術館で開催されているグレゴリー・コルベールの「ashes and snow」に行ってきました。
彼の作品は人間と動物の交流をモチーフとしている。
写真と映像なのだが動物の鳴き声や人々の声はない。だけど何処からか彼らの会話が聞こえてきそうな神秘さがある。
そう、彼の作品は本当に神秘的で幻想的。あまりの美しさに時間を忘れて見とれてしまう。
命あるものの尊さや真摯に生きているものたちの力強さが伝わってくるようだ。
動物たちのほうに目が行きがちだが、作品の中の子供たちが驚くほどに美しい。
そして板茂によって設計されたノマディック美術館。
コンテナを積み木のように積み上げてつくられていて、移動が可能でリサイクルできるようになっている。
私が感動したのは風の音とライティング。
サーカス小屋のようなつくりだから、風の音が美術館内に聞こえてくる。
その音が彼の作品に臨場感を与えているようだった。
同じように薄暗いライティングも作品の強さ、私たちと作品との交流を引き立てるように計算されているようだった。
感動を言葉にすることができなくて歯がゆいが、作品と美術館が一体となっている展示というのはこういったことなのかと関心した。
6月いっぱいやっているようなので駄目になりそうになったらまた行こうと思う。
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