日々たらたらと身になっているような、なっていないような、
体だけが忙しくて、はたまた脳みそだけが忙しいような、
気がついたら、「行き詰ったら死んでしまえば良いじゃないか」と思っていたり、
数時間後には「大量のエノキとトマトをどう消費するのが最善か」と、真剣に思い悩んだり、
真夜中に溶接をし、朝っぱらから木槌をたたく、
良いような悪いような、「なかなかな日々」を送っていました。
先日、
初めてイッセー尾形さんの舞台を原宿のクエストホールで見させてもらった。
見るにいたった経緯は、「なんとなく思いつき」の部分が大きいのだが、
映画「太陽」がかなり興味深かったことが関係していると思う。
画面を通して見たイッセーさんを今度は間近で見てみたいと思った。
会場に入ってまず驚いたのは、思ったよりご年配のお客さんが多いこと。
というか私が場違いなかんじ。
お酒やお茶や、お菓子におにぎりまで配られていて、
挙句の果てに「無料指圧コーナー」があったり・・。
ただの公演ではなく、来てくれたお客さんにとって心地よい空間を提供し、
笑顔で帰って欲しいという製作者側の温かい心遣いが感じ取れた。
公演中は終始圧倒されていた。
イッセーさんが次から次へと衣装を替え、メイクをし、
性別も年齢もまったく違った人々に変身していく様はあまりにも奇妙だった。
「ただの人」をモノマネして芸としている人は沢山居るが、イッセーさんは
モノマネではなく「憑依」という感じだった。少し怖い。
衣装やメイクを舞台の上で替えていくのだけれど、
前の人物から次の人物へ、スーッと移り変わる瞬間があり、それを目撃して鳥肌が立った。
芸術の域に達している芸なのに「自分は工事現場の旗振りをしている人形のようなものだ」
とおっしゃっていたのが印象に残った。
すこしはまってしまいそうだ。
新しいコップ買った。
100円の安いやつだけれど。
それでオレンジジュースのゼリーを作った。
夏はゼリーとアイスだな、と思った。
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