横浜美術館で行われている
森村泰昌「美の教室、静聴せよ」展にいってきた。
作品を作家自身が語る解説付きで鑑賞するというスタイルが興味深かった。
今、自分が美術鑑賞の方法とかartへのアプローチし方、理解の方法等にとても興味を持っていること関係していると思う。
森村氏はartを“つくる”のではなく“みる”のでもなく、“なる”ことで自分とartを関係させている。
これは作品の「模写」と近いことではないかと思う。
「まねぶ」と言う言葉を森村氏も使っているように、まねをすることで作品を深く理解できることもある。
そして最後の最新作で、彼がこの展覧会において何を言いたかったのかが良く分かる。
「美」とは何なのか、どうあるべきなのか・・、笑いを含ませ、キャッチーな方法によって、「美」の深く根本的な部分を問うているのだと思った。
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